軍師官兵衛のあらすじと感想第13話「小寺はまだか」です。村重・・・しっかりして!信長さんは君を頼りにしているのよ!そして、官兵衛がまだまだ「可愛い」。政職のヤキモチが真っ黒になってしまふ。「恋愛の機微」と「パワハラは受け手の問題」という事を思い知る軍師官兵衛のあらすじと感想第13話

軍師官兵衛のあらすじ第13話「小寺はまだか」

秀吉は信長の許しも得て御機嫌で播磨へと進駐してくる。その兵力は8千。姫路城で秀吉を迎えた官兵衛は粋な計らいで秀吉を喜ばせる。

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軍師官兵衛あらすじ第13話上巻「播磨進駐」

ようやく、松永久秀の反乱も鎮圧した織田家。ついに羽柴秀吉軍8,000が播磨へ入る。官兵衛は播磨平定と中国征伐への拠点に自身の居城姫路城を秀吉に明け渡す。




戦に負けたわけでもないにも関わらず自身の居城を明け渡す。これは当然なかなかできること、というか前代未聞の行動。秀吉は官兵衛の秀吉にかける想いを喜ぶ。



そして、官兵衛に「義兄弟」の契りを結ぶこと、その証として誓紙を官兵衛に渡す。官兵衛は天にも上がる気持ちがしていた・・・・。



御着では官兵衛が城を明け渡した事について、櫛橋左京進、小河良利ら家老達が政職に詰め寄っていた。もともと、譜代の小寺家臣は黒田をよく思っていない。織田と毛利の戦いの前線になるのは不満・・・!?など、支離滅裂な文句も・・・。




しかし、前回松寿丸を人質として斎を守ってくれたことには非常な恩義を感じていた政職。



「わしは官兵衛を信じていおる!!」



と、櫛橋たちの抗議を取り合わない。




長浜城では人質松寿丸が後の、福島正則、加藤清正と剣の稽古。たくましく成長していた・・・。

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軍師官兵衛あらすじ第13話中巻「姫路集合!」

半兵衛は播磨の主だった地侍が姫路の秀吉に謁見に来るように播磨を駆け回る。播磨の名門別所家にも直接出向く。




別所家は当主長治の叔父二人が補佐する形。そこは毛利の「両川」を彷彿させるが、二人の叔父賀相と重棟は毛利派と織田派に割れていた。毛利に近い賀相は姫路へのあいさつについて、



「織田と盟約したが、小寺の下についたわけでもないのに姫路へ挨拶にいく道理はない!」



と難色を示す。




しかし、官兵衛の「城は明け渡した」の発言に反対する理由を失い沈黙。もともと官兵衛に好意を持っている当主長治は、必ず挨拶にいくと快諾するが・・・




その後姫路城には続々と播磨の地侍が秀吉に謁見にくる。宇喜多傘下の上月景貞など一部の武将を除いて謁見が進む。主だった地侍では三木の別所と御着の小寺以外は参上していた。




別所は挨拶へ参上するが、流行り病を理由に当主長治ではなく叔父の重棟が参上する。重棟は官兵衛に対してもう一人の叔父、重棟の兄、賀相が強硬に反対(いくなら自分を斬れ!)して長治を留めていることと、自分が必ず別所家中を織田でまとめると約束する。




そして、最後に訪れたのが御着の小寺。小寺政職も病を理由に家老の小河良利を派遣。官兵衛は恥をしのいでいた・・・。




これには流石の秀吉も不機嫌を隠そうともしない。



「播磨は流行り病が流行っているようじゃの!」



官兵衛は御着城に赴き政職に姫路城へ来るように説得する。元々気位も高い政職は「足軽上がり」の秀吉に頭を下げるのは気に食わない。また、官兵衛は「義兄弟の契り」を交わした私の立場がないと伝えると、



「義兄弟ならもうわしが行かなくてもいいではないか!」

「秀吉の事はそちに一任する!!」



と拗ねてしまった。




大河姫

人間のココロの機微がわからない官兵衛。
「義兄弟の契り」なんてNGワードを・・・!そういえば以前も「こんなこと」がありました。その時も半兵衛さん&村重兄貴に、助けてもらっていましたね!





そのころ、姫路城を訪れていた官兵衛の父職隆は、櫓に登る半兵衛と知遇を得る。半兵衛は職隆に播磨情勢や小寺家の状況などを教えて欲しいと願う。




職隆は「隠居の身」でもありお役に立てないと断るが、半兵衛の「一歩引いた所から見える事をおしえて欲しい」と話す。職隆は御着の政職の性格の件や官兵衛の一本気な性格についての懸念の半兵衛に伝える。




大河姫

ふと、マキャベリを思い出しました。「山の形は下からの方がよくわかる」※身分の低い自分が君主のあり方を説くのは決して「不敬・不遜」な事ではない。何故なら下の方がよく見えるものもあるから





荒木村重が担当する本願寺との戦は泥沼の様相を呈してきた。大阪湾から瀬戸内海にかけての制海権は毛利水軍が掌握しており、武器弾薬食料の補給を図っていた。また、死を恐れない一向宗門徒の士気も高い。さらに、自軍にも本願寺への内通者がいる可能性の報告も。戦闘のサボタージュや兵糧をひそかに本願寺へ横流しをしているウワサが・・・。もし、これが信長に知れればただでは済まなかった。流石の村重も疲労の色が濃かった・・・。




信長を謁見した明智光秀と荒木村重。信長はこの年(1577年)右大臣に任命。武士では源実朝以来の快挙であった。




祝辞を述べる光秀と村重だが、村重は本願寺攻めがはかどらない事を叱責される事を恐れていた。そして、思わず、本願寺との和睦を進言してしまう。




臆病風に吹かれたか!村重!と叱責するが流石に、制海権が完全に毛利にある以上は戦況が好転しないことを村重の責任するつもりまではない。




信長は新兵器「鉄鋼船」を村重と光秀に披露。大型の安宅船の回りを鉄で多い耐火性を高めさらに、南蛮渡来の大筒を搭載するというもの。これで、毛利水軍など鎧袖一触!信長は上機嫌であった。




大河姫

村重さん・・・ビクビクしていましたね。特に「兵糧じゃ!」の時に、兵糧横流しの件がバレたか!?と、びく!となる村重。演技、上手いですね・・・





大河姫

鉄鋼船については諸説あり、どの程度の規模・戦闘力・装甲があったのかは不明な点が多い。ただ、第二次木津川口の戦いで毛利水軍600隻に対して、九鬼嘉隆が建造したなんらかの新兵器が、毛利水軍を壊滅に追い込み織田水軍が大阪湾の制海権を完全に掌握したのは歴史的事実です。

軍師官兵衛あらすじ第13話下巻「視野」

小寺政職の説得に失敗している官兵衛。官兵衛は竹中半兵衛に呼び出される。




半兵衛は義兄弟の契りを交わしたという誓紙を見せてれと要望。嬉しそうに誓紙を見せる官兵衛から誓紙を渡されると燃やそうとする。




怒る官兵衛に対して、



「大義の前にはこんなものは無意味」



官兵衛はいつの間にか秀吉の魅力に当てられて、恋こがれる乙女のように「秀吉に喜んでもらえる事」だけを考え、視野が狭くなっていた事に気付かされる。官兵衛に諫言をした後半兵衛は軽く吐血。自分に死期が迫っている事をしる。




官兵衛は秀吉に対して、小寺政職に会いに行って欲しいと告げる。他の播磨の地侍の手前それはできないという秀吉に、官兵衛は一計を案じる。




御着城に官兵衛とその家臣が荷車を曳いてやってきた。政職に謁見すると政職は、



「わしは、会いにはいかない!」



と拗ねるが・・・。




薄汚れた荷車の男が秀吉と知り衝撃を受ける政職。秀吉は政職に官兵衛をしばらく貸してほしいと願う。政職はそれを許し、秀吉のために存分に働けと告げる。




ようやく陣容の整った秀吉は、手始めに福原城攻撃を開始。官兵衛は秀吉に問われて、



「囲師必闕」



という作戦を献策する。




城完全に包囲すると敵は死に物狂いで戦う。一部を開けて包囲すればそこから敵は逃げ、味方の損害も少なく城を落とせるということ。




半兵衛もその昨年に賛意を示す。一皮むけた官兵衛に対して大義「乱世の終結」のために策を練るのが軍師。半兵衛は官兵衛に「軍師官兵衛殿」と話すのであった。

軍師官兵衛の感想第13話「小寺はまだか」

軍師官兵衛13話感想です。ついに秀吉軍8000が播磨入り。秀吉と官兵衛の関係が面白いですね。もう、官兵衛は秀吉にゾッコン!みたいな。




一方で政職の気持ちの揺れ動く様が凄い上手い。家臣がなんと言おうとも斎を守って自分の子供を人質に出した官兵衛を家臣の中では一番信じているんですけど、そんなボクの気持ちを分からずに、



「秀吉!秀吉!!」



という官兵衛に怒って拗ねる・・・。秀吉と政職の会談はとてもシュールでしたね。




そこが、父職隆は「悋気(嫉妬)」に気付くけど、全く気付かずに誇らしく「義兄弟!」なんて政職に言ってしまう官兵衛が可愛くもあります。能力では父を超えても人のココロの機微は、実はまだまだなんですね。きっとここを乗り超えて軍師官兵衛が完成するんでしょうね。




また、少しづつ蝕まれていく村重の気持ち・・・。信長公の前でかんじゃうし・・・!




出だしが明るかった分病んでいく村重を見るのは辛いですね・・・。




以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第13話「小寺はまだか」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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