軍師官兵衛のあらすじと感想第6話「信長の賭け」です。元亀三年(1572年)官兵衛は27歳となり誰もが認める黒田家の当主となっていた。一方、信長と足利義昭との間の亀裂はいよいよ修復が不可能な様相を呈していた。ついに、武田信玄の西上作戦に呼応し京で足利義昭が挙兵をするが・・・。軍師官兵衛のあらすじと感想第6話

軍師官兵衛のあらすじ第6話「信長の賭け」

元亀3年(1572年)官兵衛と光との間に産まれた松寿丸(後の黒田長政)は5歳。元気なわんぱく坊主にすくすくと育っていた。しかし・・・、官兵衛の叔父や光の父である櫛橋左京亮は二人目が産まれるのを心待ちにしているようだが・・・。

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軍師官兵衛あらすじ第6話上巻「義兄弟」

「信長殿は天下布武を掲げ畿内を瞬く間に平定されました」



官兵衛は御着城での存在感は増している。主君、政職にこれから播磨にも影響がある可能性が高いと進言するが・・・。



「まあ、我らには関わり・・・おお!斎か!」



政職は可愛い盛りの斎に夢中で京の情勢等には興味がないようだ・・・。評定が終わるとである光の父櫛橋左京亮が声をかけて来た。官兵衛が御着城でそれなりの力を持つ背景にはこの左京亮の存在が大きい。左京亮は嫡男松寿丸誕生から二人目が授からない事に気を揉んでいた。



「官兵衛!遠慮はいらぬ!側室を持て!」



左京亮は官兵衛が自分に遠慮しているのではと考えていた。官兵衛は光は自分には過ぎた嫁であり側室を持つつもりはないと応える。娘を褒められ嬉しさもあり、歯がゆさもあり苦笑いの左京亮。




しかし、官兵衛は左京亮の事で気になる事がった。どうも体調が思わしくないように見える。



「何!心配するな!年じゃからの!」

「義父上が御着で唯一の憩いでございます・・・」



左京亮はまだまだ大丈夫だと言うと笑いながら去っていった。




官兵衛の元には「母里」の苗字を継いだ太兵衛、井上九郎右衛門を始め新たな力が加わっている。しかし、家中のまとまりはなく一体感に欠けていると感じていた。




その原因の一つは太兵衛である。太兵衛はかなりの槍の使い手ではあるのだが、稽古であっても相手を殺しかねない程に叩き潰そうとする。




善助は度々太兵衛に家中での争いを起こしてはならぬと諌めるが、一行に改善する気配がない。




そんなある日、また太兵衛が家中の者達と大立ち回りを演じる。



「止めよ!!!」

「今度という今度は儂も許さん!!」



善助は「母里」の名を継いだ太兵衛に「母里」の名を汚していると叱責する。事は官兵衛にも報告された。




官兵衛は今回の喧嘩の原因となったのが、太兵衛に槍術の稽古で痛めつけられた者達が、太兵衛がいつも首から下げてい「御守り袋」を奪った事にあったこと、そしてその中身がかつて自分が武兵衛に与えた不動明王と知ると太兵衛を呼び出す。



「これは武兵衛に与えたものじゃ」

「太兵衛が何故これを持っている?」



太兵衛は「母里」の名を継承した際に武兵衛の母から託されたと話す。そして、自分こそが武兵衛の意志を継ぎ「殿(官兵衛)」を守ると誓いを立てていた。




善助は太兵衛の覚悟の程を知り、その想いを見抜けなかった事を恥じ、太兵衛に謝罪する。



「善助!太兵衛!これより義兄弟の契りを交わすのじゃ!」



官兵衛は太兵衛は終生善助を兄としその言葉を違えたはならず、また善助は終生太兵衛を弟として支えるように命じる。




ここに、黒田家中は少しずつ一体感を取り戻していく。

軍師官兵衛あらすじ第6話中巻「信玄動く」

「光秀!!!お前は誰の家臣じゃ!!!」

「しかし公方様・・・ここは信長殿に折れて・・・」

「忌々しい!じゃが・・・ここは折れよう・・・」

「はは!・・・?」



光秀は「折れる」といった義昭の不気味な笑みに不安を感じる。将軍足利義昭と織田信長は修復不可能なほど亀裂を深めていた。そして、ここにその亀裂を決定付ける出来事が起こる。



「武田信玄が甲府を発しました・・・」



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信長がこれまで最も警戒してきたのがこの武田信玄である。守護者でもある信玄は比叡山焼き討ちという神を畏れる所業についに西上作戦を開始する。




数の上では織田勢の方が優勢ではあるが、勢力は弱まったとは言え浅井朝倉未だ健在であり、武田勢に全軍を差し向ける訳にもいかない。



「猿!ここは其の方に任す」

「儂は岐阜へ行く!果報は寝て待てじゃ・・・」



信長は救援を求める三河徳川家康には形ばかりの援軍を送り、自らは岐阜城へと引き籠ってしまう。




武田信玄率いる甲州軍団の強さは異次元である。現時点でそれに対抗できるような軍勢は川中島血戦で幾度と刃を交えた越後上杉勢だけである。




秀吉は軍師に向かえた竹中半兵衛に疑問をぶつける。



「お館様は何故、岐阜に・・・?」

「火の手が上がるのを待っているのでは?」



竹中半兵衛は此度の信玄上洛も裏で糸を引くのは足利義昭と見抜いていた。しかし、その明らかな証拠がない以上表だって将軍足利義昭を攻める事は出来ない。



「もし、都で火の手が上がれば・・・」

「なるほど!流石は半兵衛!!」



信長は岐阜城に籠ると舞を舞って漫然と過ごしているように見える。



「申し上げます!三方ヶ原にて徳川殿大敗!」

「そうか」

「・・・援軍を送らないので・・・?」

「家康には出来るだけ武田勢を足止めせよと伝えよ!」

「はは!」



三方ヶ原での徳川大敗の知らせにも一顧だにしない信長に知らせを持ってきた勝家はあっけに取られる。
その数日後。



「公方様が都で挙兵しました・・・!」

「来たか!武田勢の動きは?」

「三河野田城付近に留まっています」

「出陣する!!」

「何方へ!?」

「京に決まっておる!!!!」



信長は直ちに軍勢を整えると都へ出陣するのであった。結果はあっけなくついた。




武田勢は三河から動かず、暫く後に甲斐へと引き上げていったのだ。浅井朝倉、足利義昭の力では信長に対抗する事など出来なかった。

軍師官兵衛あらすじ第6話下巻「荒木村重の再会」

官兵衛は織田信長という男が気になって仕方がない。しかし、黒田家の当主である官兵衛は簡単に姫路を離れる事は出来ない。



「信長殿に従い一介の浪人から摂津国主になったお方おります」

「私も一度様子を見に行きたいものです・・・」



「行けばよいではないか?」



姫路で父である職隆に愚痴をこぼす官兵衛に、暫くであれば姫路は自分が見ると職隆は応じてくれた。




官兵衛は善助を連れ、旧知の村重が手に入れた摂津有岡城へ入る。



「おお!!官兵衛殿!!」

「どうじゃ!城持ちになったぞ!」



村重は始めてあった時と同じ明るい笑顔で迎えてくれた。村重は京へ向かう途中の信長に仕官を願い出て、摂津を切り取ると大見えを切ったのだ。




信長は刀に饅頭を刺すと、



「喰え・・・」



と村重に差し出し、意を決して饅頭を喰った村重を気に入り、配下に加えたのだ。



「信長様はどのようなお方ですか?」



村重は比叡山焼き討ちに見られるように「容赦ない」部分があり、その事から信長を魔王と呼ぶ者も多いと言う。




しかし。



「信長様には人を惹き付ける「何か」がある」



自分もその魅力に魅入られたと答える。また、近々村重自身も再び懲りずに挙兵に及んだ足利義昭を討伐するため、出陣する事になっており、もしよければその戦振りを見ていっても良いと言う。



「それは有り難い!是非!」

「任せておけ!本日は歓迎の宴を催すので飲んで行ってくれ!」



その夜、村重は自慢の妻だしも呼んで官兵衛たちを歓待する。だしの舞のあまりの妖艶さに言葉を失う官兵衛達。



「どうじゃ?良い女じゃろ?」

「美人は3日で飽きると言うが・・・」

「3年経ってもまったく飽きが来ぬ!!」



だしは官兵衛の事を良く知っているようだ。



「旦那様からよく話を聞いております!」

「私は賢い殿方は大スキでございます!」



官兵衛はオロオロとするばかりであった。夜も更けて、宴もお開きになると、悲しい知らせが姫路から届く。井上九朗右衛門が櫛橋左京亮の死を伝えて来た。



「舅殿が亡くなった・・・」

「なんと!左京亮様が・・・」

「儂は姫路へ戻る・・・」



官兵衛は善助達はこのまま荒木村重について、織田勢の戦振りをとくとみてくるように命じる。



「舅殿は立派なお人だった・・・」



元亀4年改め天正元年(1573年)。




信長は再び挙兵した足利義昭を滅ぼすと天正と改元する。ここに足利尊氏以来約200年続いた室町幕府は滅びる。




姫路城に戻って来た善助は信長の戦振りとその武具の備えなどを興奮気味に報告する。善助の報告を聞き終えた官兵衛は難しい表情を浮かべる。



「西に毛利、東に織田・・・」



その頃、西の山陰山陽の大国毛利家もまた信長の力を警戒していた。そして、その両大国の間にあるのが播磨。




官兵衛には播磨が両国の草刈り場になるのは避けられないと思われてならなかった。

軍師官兵衛の感想6話「信長の賭け」

軍師官兵衛の感想第6話です。我が子晴信の最後の出陣が終わってしまいました。出番は・・・ありませんでしたね・・・!そして、荒木村重が再び登場!官兵衛と村重は歴史的にも親しかった(が、幽閉される)のですが、この二人のこの後の関係がやはり気になります。それと、だし役の桐谷美玲。なんという美しさでしょうか・・・!



しかし。




この妖艶さが荒木村重を惑わすのか!?

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軍師官兵衛の感想6話「天正元年前後の情勢」

我が子晴信の「西上作戦」は結局果たす事は出来ませんでした。ただ、この時最も強大な勢力を誇っていたのは間違いなく織田家ですね。




織田家を筆頭に、武田・毛利・北条・上杉・大友等が有力大名。ただ、実際単純な「動員力」で言うとこの中では毛利家に分があったかと思います。




晴信も甲斐の軍勢が「東の壁」となって織田を圧迫し「西の壁」である浅井朝倉本願寺と挟むつもりでした。



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今宵、西の大国毛利家が登場しましたが毛利元就の「天下は望むな」の遺言がなかったらとか少々考えてしまいますね。

軍師官兵衛の感想6話「3年経っても飽きない美女」

「美人は3日で飽きると言うが・・・」

「3年経っても飽きない!!」



と、村重が惚気た妻のだし。
いやぁ・・・。




桐谷だしの美しさが半端ない。




ただ、その美しさが際立ち過ぎてかなり妖しい雰囲気なんですよね。冒頭でも触れましたが、後に荒木村重は官兵衛を監禁する事になります。




官兵衛と村重はかなり懇意にしており、村重が裏切った際も、



「自分なら説得出来る」



と、けっこう自信満々で説得に向かい監禁という形になっております。ここまでの二人の関係も大変「良好」に描かれているので、この関係がどのように崩れるのかが気になります。




で、村重の妻のだしです。



「私は賢い殿方は大好きでございます」



官兵衛を誘惑?していましたがこれは魔性の女の予感がします。だんだんと、「魔性の女」の毒に冒され、身持ちを崩していく村重といった展開があるのかな?




まあ、あまりやりすぎると「大河ドラマ」ではなくて「戦国昼ドラ」になってしまいますが・・・!




さて、次週は「決断の時」らしいのですけど・・・。




我が武田家にとっては厳しい時代の始まりとなってしまうようでございます。




以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第6話「信長の賭け」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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