いだてんのあらすじ第5話です。四三は当時のマラソンの世界記録が出たロンドンオリンピック(1908年)を超える!?また、四三が道に迷っている頃短距離走では天狗倶楽部のあの男が大活躍をする!明治末期の青春模様!大河ドラマいだてんのあらすじ第5話

いだてんのあらすじ第5話上巻~世界記録~

四三達が羽田付近で道に迷っている頃。短距離走の予選会が始まっていた。今にも泣き出しそうな生憎の空模様である。

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天狗の活躍

予選会には早稲田、慶応といった私大、そして帝大からも健脚自慢が集まり日頃の鍛錬の成果を競っていた。




三島弥彦をはじめ、天狗倶楽部の面々は既に卒業が近いこともあり競技会の運営に回っていたのだが・・・。



「これはもう、やるしかないな!」



三島弥彦は後輩たちの活躍に居ても立っても居られなくなり予選会に参加すると圧倒的な脚力で、百、四百、八百のレースで圧勝を治めるのであった。

抱っこ

四三たちはなんとかマラソンのスタートに間に合った。マラソンがスタートする頃は雨模様となっていた。




四三は足袋を履いてスタートの号砲を緊張の面持ちで待っていたが・・・。もう一人同じ足袋を履いている学生?がいる。



「足袋・・・?」



早稲田の学生に紛れて参加している人力車夫の清さんである。・・・家業の人力車夫は大丈夫なのだろうか?




そんな事を考えていると雨の中号砲が鳴り響きマラソンがスタートする。




競技場を出るころ、四三は19人中最下位である。




しかし、不思議と焦りはなかった。




日本初のマラソンのオリムピック予選会は過酷なレースとなる。雨と寒さが体温を奪い、脱落する選手が続出する。担架で運ばれる選手もいる。



「勝てるのではないか?」



四三はぺースを上げる。




姫路師範の白井とデットヒートの上抜き去り気づけば2位である。トップの小樽水産佐々木までは600メール程と天狗倶楽部の吉岡が教えてくれる。



「足袋が脱げそうだぞ!」



そう声をかけてくれたのはリタイアした清さん。四三の足袋は底がめくれ、ふくらはぎに足袋の底と金具が当たっていた。




沿道の声援をうけつつ走り続けるが、風雨が酷く今自分が何位なのか分からないままゴールのある羽田運動場へと入る。




そこには憧れてやまなかった嘉納治五郎が。



「じごろうしぇんせー!!」



四三はトップで戻って来た!ゴールテープを切りふらふらになり力尽きた四三を抱きかかえたのは嘉納治五郎である。



「治五郎先生に抱っこしてもらえば丈夫な身体に」



四三は祖母の言葉を思い出していた。




四三のタイムは二時間三十二分四十五秒。




世界記録である。

大河姫

当時の世界記録はロンドン五輪(1908年)のJ・ヘイズの2:55:18

いだてんのあらすじ第5話中巻~運命の出会い~

人力車夫の清さんは1日の約束で美濃部孝蔵に人力車夫を代わってもらっていた。孝蔵は清さんがいつも車を止めている凌雲閣前で客待ちをしていると・・・。



「人形町まで」

「へい!??(円喬!?)」



孝蔵は驚く。
憧れの噺家橘家圓喬だった。孝蔵は人力車内を曳きながら圓喬が独り口ずさむ落語を背中を耳のようにして聞いていた。

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疑念

四三の記録は脅威的である。当時の世界記録を約22分も更新しているのだ。しかも、この日の天候は寒風吹きすさぶ中の大雨である。



「日本にも必ずいだてんがいる!」



そう豪語していた嘉納治五郎ではあるが、さすがに出来過ぎの記録に不安がないと言えば嘘になる。時計が壊れていたのでは・・・?




しかし、競技会の実務を担当する大森から時計に間違いはないと断言する。それでも、新聞記者の中にはあまりの出来過ぎな記録に疑問も挟む者も。当時は珍しい女性記者の本城もその一人だ。



「日本人は戦争などでも時に驚異的な能力を発揮する事がある」



嘉納治五郎は今回もそのような日本人の特徴が現れたのだと話す。



大河姫

まだ日露戦争の記憶が生々しい頃。日露戦争については世界各国の軍人が観戦将校として訪れている。日露戦争の前の大きな戦争は米西戦争(1898年)だが、負傷兵を比較すると「手足を切断するような重傷を負った兵士」でも日本軍の兵士は驚く程元気であるといった記録が残っている。因みに、マッカーサーも観戦したとも言われている。(記憶違いという説もある)

とは言うものの、嘉納治五郎自身も不安が無いではなかったが・・・。



「まずは!25マイルという長距離走に挑んだ19人を称えようではないか!」



天狗倶楽部の三島弥彦である。この気持ちの良い一言で其の場はまとまったのである。

足袋

新聞は金栗四三の世界記録達成を大いに祝い書き立てた。




四三は信じられない気持ちではあったが今回の勝因を分析していた。



「食事適量」



羽田で迷い競技場へついたのはスタートの直前であった。もし、早めについて食事をしていたら気分が悪くなり此処までは知れなかっただろう。




しかし。



「足袋」



草鞋よりは良かったのだが、途中で底が破れている。
これは課題アリである。



「いよ!世界記録!!やってくれたな!」



足袋を渡したハリマヤの主人黒坂も喜んでくれるが四三はついつい、足袋に注文を付けてしまう。




黒坂は途端に不機嫌になる。



「ハリマヤは創業以来日本足袋一本だ!!」



足袋の底を厚くするように話した事が、「文句」だと感じたのだろう。四三は店を追い出されてしまうのであった。




いだてんのあらすじ第5話もいよいよ最後の段。孝蔵はついに弟子入り!?

いだてんのあらすじ第5話下巻~弟子入り~

清さんはマラソンに参加したものの途中棄権、数日間はどうも身体から疲れが抜けてない。その間はずっと孝蔵が車を曳いていたのだが・・・。

全うに生きる!

「まだ本調子じゃねぇがあんまり休みワケにもいかねぇ」



凌雲閣前で清さんは孝蔵と会っていた。人力車を明日から曳くと言うが・・・。



「いや!この人力車は渡せねぇ!」

「??!」



もう、孝蔵は酒もオンナも博打も止めて全うに生きると意気込む。豹変ぶりに意味が分からず目を白黒させる清さん。



「・・・この人弟子入りしたのよ」



小梅が教えてくれる。




なんでも人力車を利用する憧れの円喬に弟子入りを志願したのだ。
円喬は、



「なら、これからも人形町まで頼むよ」



と、応えた。
それからと言うもの円喬を乗せているのだが・・・。清さんはそれは弟子入りではなく、たんに人力車夫じゃないかと思う。


「また、頼むよ」



そうこうしていると、円喬がまたやって来る。孝蔵は円喬を乗せて人形町へと向かっていくのであった。

遠距離

四三の活躍は遠く熊本まで新聞を通して届いていた。



「四三さんが載っている!」



スヤは我が事のように喜び父に新聞を切り抜きたいと言うが、



「嫁入り前の娘がはしゃぎすぎではないか?」

「そう・・・やよね・・・」



父、春野先生の言葉に淋しそうに笑うスヤであった。




以上、いだてんのあらすじ第5話でございます。




今宵は此処までに致します。

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