いだてんのあらすじ第1話です。平成最後の大河は「東京オリンピック」を軸に描かれるそうな。戦国幕末も面白いですが・・・!明治大正昭和時代こそ日本の歴史で最も「激動」であった時代だと思います。第1話ではいだてんが日本現れる!?大河ドラマいだてんのあらすじ第1話

いだてんのあらすじ第1話上巻~東京の夢~

昭和34年(1959年)五月、東京。



「運転手さんまだ動かないの!?」



落語家古今亭志ん生を乗せたタクシーは浅草を目指していた。寄席に遅れるかもと苛立ちを隠せないのはマネージャー兼実の娘美津子。




日本全土が焦土と化した敗戦から14年。




辺り一面焼け野原となった東京は今まさに「建築ラッシュ」である。東京オリンピックの誘致に向けて高速道路の工事が昼夜を問わず続いていた。




寄席に遅れると焦るマネージャー兼娘の美津子をよそに当の志ん生は何処か他人事のような表情だ。



「お?富久の幇間(たいこもち)じゃねぇか?」



志ん生は古典落語の富久の幇間を見たような気がした。この日、志ん生は寄席で見事な「富久」を演じた。

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代打

志ん生が寄席に向かっている頃、外務省ではちょっとした「事件」が起っていた。



「運動会でオリムピックを棒に振るんか!?」



近く、ミュンヘンで開かれるIOC総会。東京オリンピック誘致に向けてその総会で演説をするという大役に白羽の矢が立った外交官北原秀雄が外務省の運動会で大怪我を負ったのだ。




東京都知事東龍太郎はJOC主事の田畑を始めとするスタッフと対策を練らなければならない。



「平沢和重」



北原は自分の代役にはNHKの解説委員平沢和重を推していた。



「・・・北原は確かに語学に堪能でスピーチも得意ですが・・・」



田畑は当初難色を示していた。
北原は東京オリンピックには必ずしも好意的ではないのだ。



しかし。



「いや!北原でいきましょう!」



結局、平沢が代打としてIOC総会で演説をする事になる。田畑はオリンピックと縁の深いある男と平沢の関係を思い出していた。




IOC総会では平沢が登壇する。



「平沢はかの嘉納治五郎先生の最期を看取った人物です」



世界各国のIOC委員がその身を乗り出す。




平沢は流暢な英語で見事な演説をする。



「オリムピックを五輪に現された最後の大陸アジアへ!」



近代オリンピック発祥以来、アジアでの開催はまだ一度も実行されていない。IOC委員は拍手喝采で平沢和重の演説に応えた。

嘉納治五郎

「オリンピックを日本で開催する」



日本で最初にオリンピック誘致を夢見た男。




それは間違いなく嘉納治五郎である。




講道館柔道の創始者としても名高い嘉納治五郎は日本最初のIOC委員でもあり、近代オリンピックの祖クーベルタン男爵とも親交があり、その人柄から世界各国のスポーツ関係者から尊敬を集めていた。



嘉納治五郎はかつて東京オリンピック開催が決定となったものの日中戦争の悪化で開催が危ぶまれた際、老体に鞭打ってIOCカイロ総会に出席しその危機を一時凌いだのだ。




しかし、無理が祟ったのかその帰路乗船していた氷川丸上にて帰らぬ人となる。




その最期を看取ったのが他ならぬ平沢和重であった。




嘉納治五郎が実現に向けて命をかけた1940年東京オリンピックは結局返上され開催される事はなかった。東京オリンピックは嘉納治五郎の死後、ほぼ四半世紀の時を経て実現する事になる。




東京オリンピックに湧く日本。志ん生もまた、オリンピックには奇縁があった。



「オリンピックっていうとあっしもちょいとばかし噛んで・・・」



志ん生、ではなくて美濃部孝蔵。明治末、彼はまだうだつが上がらない若者であった。




いだてんのあらすじ第1話まだまだ続きます。

いだてんのあらすじ第1話中巻~オリムピック~

明治42年(1909年)東京。




孝蔵の悪友でもある人力車夫の清さんは一人の紳士をフランス大使館へと送っていた。




その紳士は在りし日の嘉納治五郎である。




当時の日本、大日本帝国は御維新以来発展目覚ましく、日清・日露の戦いで勝利を重ねその驚異的な発展に世界が注目していた。

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オリンピックとの出会い

嘉納治五郎を呼び出したのはフランス大使のジェラールである。ジェラールは三年後に控えていたストックホルムオリンピックに日本の参加を要請したのだ。



「日本の強さの秘密を知りたい」



近代オリンピックの祖、クーベルタン男爵からジェラールは発展著しい新興国である大日本帝国において、



「相応しい人物」



を探すようにも頼まれていた。嘉納はこの時、日本、いや東洋初のIOC委員に就任する事になる。




ジェラールに東洋の雄たる大日本帝国がオリンピックへ参加する意義を説かれた嘉納は感銘を受けストックホルムオリンピック参加のため動くことを約束する。




嘉納はこの頃東京高等師範学校(現:筑波大学)の校長を務めていた。




体育先進国でもあるスウェーデンに留学経験もある永井道明や可児徳にジェラールとの会談について意見を求めるが・・・。



「まだ、10年、いや50年早い」



スウェーデンに留学経験もあり、欧米人と直に接してきた永井はオリムピック参加は時期尚早と否定的な見解を述べる。




また、仮に参加するにしても。



「いったい幾らの金がかかるか・・・」



明治末期。




まだ、移動手段は船と鉄道である。




ストックホルムまでの距離は今とは比較にならない程遠い。余談ではあるが、日本海海戦で大敗したバルチック艦隊を遠く極東まで運んだロジェストヴェンスキー提督の航海は「奇跡の航海」と称賛されていた。それくらい西欧諸国と日本は遠い




嘉納は国費での参加を検討出来ないか文部省や日本体育会に掛け合うがこれも不調に終わる。

天狗倶楽部

嘉納は横浜正金銀行副頭取の三島弥太郎邸のパーティーに足を運ぶ。ここで、オリムピック参加に向けての支援・・・つまりは借金を申し込もうと考えていた。




パーティーでは維新後太政官で活躍した大隈重信にオリンピック参加の意義を解き大隈から三島弥太郎を紹介される。




嘉納は清国からの留学生を受け容れるため弘文学院を設立していたのだが、その設立と運営の為に「横浜正金銀行」から融資を受けていた。




三島弥太郎は融資に関してその場では返答を保留したのだが・・・。



「危ない!(ガシャーン)」



三島邸の庭から野球ボールが飛び込んで来た。




ボールは見事に嘉納に直撃!




こそ、しなかったものの花瓶に当たり嘉納の上着は花瓶の水でびしょ濡れである。




天狗倶楽部。




作家の押川春浪が設立したスポーツ同好会のメンバーが野球に興じていたのだ。三島弥太郎の歳の離れた弟の弥彦もそのメンバーである。




野球ボール直撃の件はまったく悪びれることもなく、嘉納がオリムピック出場を目指している事を知ると何故だか大いに意気に感じたようで、嘉納を胴上げするのであった。




結局、融資の許可は下りず、ジェラールにオリンピックへの参加は難しい旨を伝えるためフランス大使館へ出向く嘉納。




しかし。



「これがストックホルムオリンピックのメインスタジアムです」



ジェラールからスタジアムの青写真やそのロゴを見せられた嘉納は、



「日本を代表してお引き受け致す!」



思わずそう応えていた。




いだてんのあらすじ第1話もいよいよ最後の段。日本に韋駄天(いだてん)が現れる!

いだてんのあらすじ第1話下巻~韋駄天現る~

日本最初のIOC委員となった嘉納の元にストックホルムオリンピックへの招待状が届く。嘉納は文部省や日本体育会の協力を得るのは難しいと考えていた。そこで、新たに「大日本体育協会」を設立し、そこを主体にオリンピック参加をするのだ。

世界記録

永井や日本体育会の加納は猛反対する。日本がオリンピックに参加するには時期尚早で世界レベルの選手などはいないのだと。



「処かに韋駄天がいる!!」



嘉納は天狗倶楽部からもオリンピックへの参加を募る。そう、大々的に参加選手を募り、日本代表を決めるのだ。




ただ、「お金」の問題は結局解決には至らなかった。




嘉納は自宅を抵当に差し出しさらに借金を重ねる事になる。




明治44年(1911年)11月。




羽田運動場にマラソンの代表を決める為予選会が開催される。




距離は40キロ。




現代でこそ、多くの金メダリストを輩出する日本ではあるが、この頃はまだ「40キロを走る」という事さえ珍しい時代である。




全国から健脚自慢が集まったものの・・・。




折からの悪天候も手伝い完走する者がいるのかと不安もあったが・・・。



「見ろ!彼こそ韋駄天だ!!」



雨の中現れた男。




そのタイムに皆驚愕する。



「二時間三十二分」



これは当時の世界記録を上回る好タイムであった。




その男は金栗四三。




日本の韋駄天誕生である。




以上、いだてんのあらすじ第1話でございます。




今宵は此処までに致します。

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